2009年1月21日 (水)

呪いの時代?

前から新聞広告で気になっていたものです。

Dsc05283

「見知らぬ人から呪われる時代になったものです。」

・・・って、本当に?
私の知らない間に、いつの間にそんな時代に!!

少なくとも3回くらい目にしてるんですが、
今回は「忽ち10刷!」とあるので、結構売れてるのか。
それとも、一回に100部くらいしか刷ってないのか(失礼)。

私の産後太りも、健悟が夜寝ないで永遠におっぱいを飲むのも、
麻生政権のとめどない支持率低下も、
誰かの呪いのなせる技なのか。

いらないんだけど、店頭にあったら一目見たい本です。

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2007年4月12日 (木)

団鬼六「快楽なくして何が人生」を読む

Danoniroku


タイトルからして子育て中の母さんが読むような本ではありませんが、
また彼の小説は未読なので、小説を読まずして自叙伝を読むのは邪道かとも思いましたが、

SM文学の巨匠が、透析を拒否してなお求める堕落の境地とは?
団鬼六からの最後のメッセージ!

(帯より)

とか言われると、買わないわけには行きません。

最近の何でもアリな新書ブームには眉をひそめていましたが、
本書は幻冬舎ぽいあざとさが良い形で出た掘り出し物だと思います。
岩波とか中公新書でこの種の人選は有り得ませんし。



何が面白かったって、こちら↓。

第六章 不倫天国と愛人論 -不美人な愛人- より抜粋。

「あんな美人で貞淑そうな奥さんがいながらなぜ、あんな不美人の女を愛人として連れて歩いているのだろうか、というような友人がいますが、妻がブスで愛人が美人というのが普通の形態であるのに、こうしたアンバランスをときどき見かけることがあります。・・・(中略)・・・

早い話、私の父の愛人がそれでした。・・・(中略)・・・父が五十代になって作った愛人は誰かに似ていると思ったら、アメリカ戦後の大統領アイゼンハワーで、六十代のとき作った愛人は西南の役の西郷隆盛そっくりでした。」


・・・どんな愛人だよ!

この場合、やはり彼女の愛称はアイク
または西郷どん
見たい。すごく見たいです。

しかし、「最後のメッセージ」って、まだご存命ですが。
(75歳、末期の腎不全なのに透析を拒否されているとの由。)

団鬼六オフィシャルサイトによれば、

腎臓の数値は、8.74となり、通常では立って歩けるのが不思議だと医者も驚いております。
そうです、鬼六は普通の人ではないのです。

・・・(中略)・・・

8月末には京都一泊旅行、9月1日誕生日には新宿で風俗嬢の お嬢さん方が集まり、鬼六の誕生を祝ってくれました。 「俺の腹上死の相手になってくれる女はいないか」と言うと、「は~~い!!」と沢山のお嬢さん方が手を上げてくれたそうです。 鬼六は幸せ者です。61歳の古女房の腹の上で死ぬくらいなら透析の方がマシだ、とでも思っているのでしょう。クヤシイ!


上記HP・奥様の手記より)

・・・なのだそうです。
テレビなら、さしずめ 普通の人は真似しないでください とテロップが入るところでしょうか。
なにせ団氏は普通の人ではないそうですので。

Respect・団鬼六。



再び帯より:

「快楽の追求こそが、人間本然の生き方である。
酒、煙草なしの禁欲生活で長生きするのは馬鹿である。
不良老人の育成が、日本の活性化につながる。
男性たるもの、絶対に愛人を持ち、情愛を楽しめ。」


仰っていることはかの有害老人作家、渡辺淳一氏と似ていますが、
個人的に渡辺氏が言うと腹が立つ一方、
団氏だとOKな感じがします。

なぜかと言いますと、

「・・・私は菊江にふられたことによって女性不信に陥り、女性蔑視の傾向が出てきました。」
(101ページ最終行~)

・・・と団氏は本書で述べています。
彼は自分に女性蔑視の傾向があることを自認しています。
つまり、自己を客観視できているように思うのです。
(私が偉そうに言うことでもありませんが)

それに比べて渡辺氏の鈍感で過度に主観的なことよ。
なんたって「鈍感力」の著者ですから仕方ないことですが。
男女のことなら何でも知っている俺様に聞け・的な勘違い。
この人ほど女性のことが分かっていないどころか女性蔑視も甚だしいのに、自己評価がそれとは正反対な人っていません。聞く方も聞く方ですが、「女と言うものは・・・」などと訳知り顔に語るのを見るにつけ、憎まれっ子世に憚るという諺を思い出します。

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2007年3月22日 (木)

追悼・城山三郎氏

作家の城山三郎氏がお亡くなりになりました。
享年79歳とのこと。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070322-00000121-jij-soci

「官僚たちの夏」、「総会屋錦城」、「落日燃ゆ」、「粗にして野だが卑ではない-石田礼助の生涯」等々、意気に感じる作品がたくさんあって、とても好きでした。
また読み返してみたいと思います。

合掌。

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2006年12月12日 (火)

本の当たり

ここ最近本の当たりが良い。
出会いのアンテナの調子が良いようだ。

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まず1点目。

Kaitekiseikatsu
快適生活研究
金井美恵子


朝日新聞社(2006)
\1785-










金井美恵子作品の場合、好きな人には面白いことに決まっているので、
当たりが良い、というのは正しい言い方ではありませんね。
金井美恵子の愉しみを教えてくださった大学のゼミの恩師に感謝。

この短編集は、最初から最後まで息継ぎなしに
一気に読むのが正しい読み方です。
途中でトイレに行ってもいけません。

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2点目。

Noritama
のりたまと煙突
星野博美


文藝春秋社(2006)
\1762+税










雑誌「SIGHT」で斎藤美奈子が推していた記事を読んだ次の日に、
偶然図書館の棚にあるのがズバッと目に入りました。
斎藤美奈子の書いたもの自体は苦手なのですが、
このエッセイは当たりでした。

まだ全部は読んでいませんが、
好きなところを少しだけ抜粋。



(道で、自分の飼い猫に似た猫がバスに轢かれて死んでいるのを見た著者が、通りすがりの人と二人でその猫を弔ってアパートに帰ると…)

アパートに戻ると、ドアの前にしろとゆきが座っていた。くまがいない。落ち着け、あの猫は確かにくまではなかった。私は動揺を猫たちに悟られないよう、いつもよりすばやい動きで猫皿にキャットフードをあけ、缶詰を混ぜた。用意ができて後ろを振り返ると、いつも足元でごはんをせがむ二匹の姿が見えない。二匹は玄関にいて、当面の空腹よりも重大な案件があるかのように、入念に私のスニーカーの匂いを嗅いでいた。そして二匹ともほぼ同時に靴に向かって唸り始め、「しゃあ」といって飛び去ってしまった。
(「赤いしみ」P.35より)

(著者の靴に、先ほどの死んだ猫の血のしずくが三滴こびりついていたのでした)



「しゃあ」というのが切なくて、なんとも。

文章が端整で、全然違うはずなのに、須賀敦子さんの雰囲気を思い出します。

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3点目。

Uwasanosinsou
「噂の眞相」
トップ屋稼業
西岡研介


講談社(2001)
\1600+税








「噂の眞相」好きの私には、こたえられない一冊です。
図書館で見つけたのですが、
なぜか「心理学」のコーナーにありました。

どの章もおもしろいのですが、
特に森喜朗元首相の売春防止法(当時はその前身の都(の売春等取締)条例)違反による検挙疑惑の章はピカイチの面白さです(第十二章 売春首相第十三章 犯歴番号)。

本書によると、検挙年月日は昭和33年2月17日。
処分は昭和33年2月25日に起訴猶予。
場所は、東京都新宿区。森が早稲田在学中、とのこと。

警察庁の犯歴照会システムに保管されている「犯歴データ」には、森の逮捕、すなわち検挙歴があることを示す「犯歴番号」と「指紋番号」の記録があるという。

「…『噂の眞相』に42年前のスキャンダルを暴かれると知った時の首相、森喜朗本人の動揺ぶりは滑稽極まりなく、時に憐れさえ誘うものだった」(本書P.230)

記事掲載を知った森は、自民党幹事長であった野中広務と「緊急会談」直後、赤プリのスイートルームに駆け込み、その後村上正邦に泣きついて善後策を協議。狼狽しきった森は、『噂眞』の記事を全面否定。その翌日には『噂眞』に対して全国紙4紙に訂正と謝罪広告の掲載を求めた通知を送付、さらにその1週間後には名誉毀損で1000万円の損害賠償と謝罪広告を求める訴えを提起したという。

そこで、民事訴訟を起こされた『噂眞』側がその対抗策として入手したのが、先に述べた犯歴番号指紋番号なのでした。森がいくら「事実誤認による名誉毀損」と主張しても、警視庁の犯歴データを照会すれば、森の検挙記録が明らかになってしまう、という非常にスリリングな局面になったのでした。

しかし、惜しくも事態はここで終わり。というのも、裁判所は警視庁へ調査嘱託を命令、しかし警視庁側はこれを拒否したからでした(警視庁の拒否回答=「犯罪経歴は、犯罪捜査のために収集、保有しているものでありますので、調査には応じかねます」)。これにより、森は首の皮一枚で命拾いしたわけです。ですから、裁判はここで『噂眞』側の敗訴となり、形式上森は買った勝ったのでした。やれやれ。惜しかった。

それにしても、現職の総理が、在職中に一雑誌を(しかも『噂眞』)を訴えるなど、前代未聞です。かえって記事の真実ぶりを自ら証明してしまったようなものでしょう。当時の森のこのうろたえぶりが、サメの脳みそ、ノミの心臓と言われる所以であると深く納得しました。

この森の売春検挙疑惑の記事「『サメの脳みそ』と『ノミの心臓』を持つ森喜朗“総理失格”の人間性の証明」は、第7回「編集者が選ぶ雑誌ジャーナリズム章」の月刊誌部門のスクープ賞を受賞したそうです。

おそるべし自民党大物政治家。
山崎拓が清廉に見えます。

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無節操な読書は楽しいですね。

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2006年12月 8日 (金)

「インテリジェンス 武器なき戦争」を読む

Intelligence

インテリジェンス 武器なき戦争
幻冬舎新書 (\740+税)
手嶋龍一・佐藤 優


昨日買って、昨日読みました。
久々に読後素直に「あーおもしろかった」と思える本でした。

全編対話形式なので読みやすいせいもありますが、
ゴルゴ13のノンフィクション版みたいな感じがして(失礼)。

前半は、手嶋氏と佐藤氏との間で
「佐藤ラスプーチン奥様のすごさったらもぉ~想像を絶しますわ~オホホ」
「何を仰いますの、手嶋さんの奥様にはかないませんわーオホホホ」

って感じの奥様褒め殺し対決みたいなやり取りが楽しめます。

また、いかにも重要そうな情報を小出しにした後に登場するこんなフレーズ、「相手(※情報源―静内人注)との約束があるので、
これ以上具体的な話を読者に披露できないことについてお許し願いたい」

とか言うお断り、これが素人さんにはたまらない魅力です。



思わずわはは!と声を出して笑ってしまった箇所を抜粋。
偽メール問題で党首の座を降りた前原前民主党代表の話(P.186-)。


手嶋 「ところが日本では本当に残念な出来事が起きています。シャドウ・キャビネットのプライムミニスターともあろう人が、他愛もない「ガセメール」に引っかかってしまった。…(中略)…安易に本物と信じてしまった党首の政治責任はきわめて重いといわざるを得ない。しかも彼は安全保障や外交の専門家といわれていました。恐ろしいことにいまもインテリジェンスの問題について積極的に発言しています。敗軍の将は軍を語らず、といいます。」

佐藤 「こんな言い方をしては前原誠司前民主党代表に申し訳ないですが、カラオケ屋さんで音痴の人が自分の音がズレていることに気づかないままマイクを握っているようなものですね。あのミスは実に決定的なもので、もはやインテリジェンスの世界に入ることは許されない。あのガセメール事件は、彼が入場券を失った事件だと思います。」

手嶋 「政治生命を失ったという事態にならなければいいのですが。」

佐藤 「少なくとも、二度とインテリジェンスや安全保障には触らないほうがいい。これは資質の問題なので訓練しても直りません。」


(※太字静内人)


これ、前原前代表はご存知だろうか。
別に気にすることもないのだろうか。
気にしてほしいと思いますが。



こんだけ顔も名前も売れてパブリックになってしまったお二人。
(佐藤氏の場合は、意図せざる結果ですが)
現役インテリジェンスの世界からはリタイアしたのかな、
またはせざるを得なかったのかな、と思います。

一度起訴休職中の佐藤氏のお話を聞く機会がありましたが、
私個人としては、照れ屋で謙虚な方、という印象でした。

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2006年10月11日 (水)

「虹の鳥」を読む

芋やかぼちゃ、さつま芋など穀類の美味しい季節ですが、
こんな時期にまたもや便秘復活で、

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「俺の背後には立つな」

(いつオナラが出るか
 分からないので)

…とゴルゴ13ばりに夫に注意を促す今日この頃、
皆さまお元気でお過ごしでしょうか。

(C) さいとう・プロ

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さて、先日 目取真俊(めどるま・しゅん)の「虹の鳥」(2006・影書房)を読みました。

帯より:
「基地の島に連なる憎しみと暴力。それはいつか奴らに向かうだろう。その姿を目にできれば全てが変わる幻の虹の鳥を求め、夜の森へ疾走する二人。鋭い鳥の声が今、オキナワの闇を引き裂く。」

「そして全て死に果てればいい。」

**********

「沖縄文学」というよりは、「占領文学」というジャンルがあるとしたら、目取真はその最先端に位置する作家でしょう。「群蝶の木」(2001)という作品を読んだとき、<この人は、映画「ウンタマギルー」のような、熱帯の、肌に吸い付くような湿ったテクストを書く人だなあ>、と思いましたが、今回は少し違いました。中身は熱くてヒリヒリしているけれど、表面は恐ろしく冷たくて乾いている。発狂寸前なのに、自分を幾重にも外側から客観視しているような一人称の語り。<私>の中に存在する、立体的・重層的な距離感…私は、この作家のこういう面がとても好きです。「群蝶の木」も、結局は同じ面が好きなのでした。

**********

それはさておき、この作品は、読んでとてもキツイ作品です。読後二晩くらいうなされます。魂に傷が付くとでも言いましょうか、文学の持つ力(ときに暴力)を再確認させられました。

何がキツイって、まず短絡的にこの作品における暴力的描写のせいでしょう。正直「不快」のレベルですが、その是非はともあれ、目取真がなぜこうした暴力的描写を使ったか。使う必要があったか。暴力的描写を通じて何を訴えるのか。そこを考えると、ますます不快指数アップです。ただし、後のそれは外在的なものではなくて、染みのようにじわじわと内在的に私自身を蝕むものです。

なぜなら、オキナワの<占領>は、現在進行形で続いているものであり、この作品はその構造図式を眼前に突きつけてくるからです。そして、私自身もその構造の中に組み込まれていると思えるからです。

**********

あらすじはこうです:

主人公(22歳)は、軍用地代で生活する裕福な家に生まれる。しかし、金持ちゆえに、中学時代から比嘉という男に目をつけられて金を搾り取られ、現在に至るまでその絶対的暴力に押さえ付けられている。今は、比嘉から薬漬けの女を一人また一人と預かり、売春客を取らせては現場を写真に取って、それをネタに客から金を強請りとるという比嘉の犯罪の片棒を担がされている。つまり、主人公は、いわゆる美人局(つつもたせ)の役割を演じさせられている。――これが物語の構造です。

**********

主人公は、その仕事をこなさないと比嘉に殺されるとは言え、預かった女に客を取らせることによって報酬を得、生き延びています。つまり、
 ① 比嘉という絶対的暴力=アメリカ、
 ② 主人公(美人局)=日本政府、
 ③ 薬漬けの女(絶対的な被搾取対象)=オキナワ、
…と強引に読み替えることができるでしょう。

上記のような重層的差別空間といいますか、美人局的構造は、どんどん下方へシフトしていくことが可能です。
一つ段階を下げて考えるとどうでしょうか。
 ① 絶対的暴力=日本政府、
 ② 美人局=基地振興費や軍用地料などによって経済的に潤う沖縄の一部の層、
 ③ 絶対的な被搾取対象=・・・これは誰なのでしょう。あえて言えば、女・子ども、でしょうか。

主人公の親は、自分の土地を米軍に押さえられ身動きできない一方で、基地反対運動で値上がりする地代で裕福に暮らしています。主人公は、親に金を借りるなどして一方的に比嘉に貢がされる一方で、美人局をして生き延びています。

つまり、好むと好まざるとにかかわらず、一人の中に被害者・受益者・加害者の各面が同時に存在します。ある層(人)は被害者であると同時に、しばしば受益者となり、消極的に加害者となっていきます。そうやって、その搾取構造は複雑に重層化すると同時に、どんどん下方へ降りていく。そのうちに、絶対的被搾取層とでもいうべき最底辺が形成され、その層は長い期間を経て固定化されていく。最底辺が固定化すると、その集団は全体として<安定化>の幻想を抱くが、実際は最下層が麻痺させられているだけである。下の下の、そのまた下の最下層は、黒いものが溜まる一方の、いわば社会のゴミ箱です。そして、それに<私>も<あなた>も積極的・消極的に組み込まれている…
これが、この作品が描く、オキナワを巡る構造図式のように思えます。これは非常に蝕みます。

**********

しかし、さらに進んで、最下層が麻痺の段階を通り越すと、どうなるか。麻痺することさえままならぬほど抑圧され続けた対象が変質して牙を剥く時。これがこの作品の醍醐味であり、文学にしか描けない領域なのかな、と思います。怖い・怖い・怖いですよ~。もう全編通じて怖いんですが、最後は最高に怖いです。

というか、オキナワブームの明るい面とは一線を画して、基地を置かれ、軍用地代と振興費というシャブを打たれ続けて戦後60余年、失業率も高く若者は水ぶくれし、その地位を長く固定化され続けたオキナワの、悲鳴というか、なんかもうやり切れない叫びが聞こえるようでした。

**********

最近は安倍新総理の意気込みもあって、憲法9条や米軍に関する議論を盛んに目にするようになりました。

右派は言います。「基地は必要。米軍には守ってもらっているのだから、日本が駐留費の一部を負担して当然。」
左派は言います。「憲法9条のおかげで戦後60年日本は戦争も無く平和だった。」

う~ん、どちらにしても、オキナワの姿は見えていないように思えます。ここでいう「日本」の中に沖縄は入っているのか? 本当に「平和」だったのか? 「守ってもらって」いるのか? 振興費は誰の手に渡っているのか? 軍用機墜落とか強姦とかは? 総体としての「オキナワ」と、オキナワ内部の重層構造は?

最下層で耐えているのは誰か?
そしてそれはいつか爆発するのか?

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2006年10月 2日 (月)

ほりだしもの

ここ何日か、政治ネタのコメントを頂いております。有難うございます。
脊髄でしか反応してないようなコメントがいっぱい付くかなと
恐れて(楽しみにして)いたのですが、
予想に反して大変冷静で論理的なコメントばかりで、驚いています。

また、このブログは普段のアクセス数が一日分を合計しても一桁、
ということが珍しくないのですが、昨日のアクセス数を見ると、
合計600を超えていて、これまたびっくり。
今日も今の段階で250を超しています。
何かあったのでしょうか。

* * * * * * *

とりあえず、先日本屋さんで思わぬ掘り出し物を見つけて、上機嫌です。

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「噂の眞相
  闘論外伝」
  でした。







一行ゴシップも、覆面座談会もないのが残念ですが、
岡留氏のいかがわしさ健在で、久々に水を得た気分です。

やることいっぱいあるんですけど、
それに一気に読んでしまうのもったいないんですけど、
…やっぱり読んでしまいますね。ああ。

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